
11月23日に都内で行われたイベント「CAREEPOOL」にて、SHOWROOMの前田裕二代表取締役社長(以下「前田さん」)と五常・アンド・カンパニーの慎 泰俊代表取締役(以下「慎さん」)のお話を聞いてきました。
会場参加人数は150名程度。20代前半から30代程度の参加者が多く(僕のようなおっさんも許される範囲)、髪の明るい学生かなと思える風貌の方や、大きな会社ではHITACHIの名刺をぶら下げている参加者もいました。イベント自体はスタートアップへの転職関係です。
前田さんと慎さんのトークセッションが終わった段階で、前方に座っていた参加者の大半は帰ってしまいましたが、興味深いお話でしたのでまとめておきます。
どんな方?
前田さんと慎さん。
二人のことを簡単にまとめておきます。
- 前田裕二(まえだ ゆうじ)。
- 1987年生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。
- 2013年にアーティスト・アイドル等のライブ配信を視聴でき、自らも配信できる仮装ライブ空間SHOWROOM株式会社を創業。
- 主な著書は『メモの魔力 The Magic of Memos』、『人生の勝算』。
前田さんのバックグラウンドは、BEST T!MESのインタビュー記事で簡単にキャッチアップできます。
- 慎泰俊(しん てじゅん)
- 1981年生まれ。早稲田大学大学院ファイナンス研究科修了。
- 2014年に途上国の貧困層に小規模の金融サービス(マイクロファイナンス)を提供する五常・アンド・カンパニーを創業。
- 主な著書は『働きながら、社会を変える。 ― ビジネスパーソン「子どもの貧困」に挑む』、『外資系金融のExcel作成術―表の見せ方&財務モデルの組み方』。
慎さんの人となりを知るには、現代ビジネスの記事が面白いです。会員にならないと読めないものもありますが入口としてどうぞ。
前田さんは喋り方から知性が伝わってきました。そして女性ファンが付きそうな爽やかさが半端なかったです。
一方、慎さんも理路整然とされた話し方がとても印象的でした。採用面接で聞く質問を予め46個厳選しているという点も、しっかり者感が滲み出ています。
セッションの内容
トークの内容は以下ととおりでした。
- スタートアップの着目すべき点
- 大手とスタートアップで変わる働き方
- 創業前に取り組んでいて良かったもの
- どういった方に参画してほしいか。
全てに触れるのは割愛しますが、個人的にメモしておきたいと思ったことを書き留めておきます。
〜前田さんの刺さった言葉〜
1.組織が自らの得意・好きとシンクロするか。
2.仮説を自分で答えにしていく。
3.問いと仮説とアクションを回しまくる。
4.ストックでは先輩に勝てないから、フローで勝つ。
〜慎さんの刺さった言葉〜
1.自分がその組織にいて、1日過ごして無駄であると感じたことがないか。
2.会社のガバメント・ストラクチャーがダメなら何をやってもダメ。
3.アベンジャーズのような集団(能力と個性が強烈で、その上意見を持って伝えられる人)。
これからの僕(→おっさん)らは
おそらく僕のブログを読んでいる人の大半は、家族との団欒の時間や寝る時間が確保された雇われの身の方が多いかと思います。働く人口的に見ても、スタートアップのようにアパート一部屋で食も睡眠も共にする生活者の方が少ないでしょう。
今回のセッションで感じたことはトライアンドエラーの圧倒的な速さ。お二方は考えることと実行することの両輪の回転が圧倒的に速いです。
一方で大企業となれば、計画から実行までに上司の上にはまた上司という人の壁がはだかっているので、この両輪を回すのに速くても半年くらいかかってしまうのではないでしょうか。その後の反省なんてしていたら、始めに何をやっていたか忘れてしまいそうです。少なくとも、周りの環境が1年も経ったら変わります。
大企業が365日かけて行うことを、スタートアップは1日で行います。1週間ではなく、土日も含めて1日です。365倍の速度で試行錯誤しているので、側から見ても中にいても、おそらく中身はカオスでしょう。
お二方も言っていましたが、スタートアップの働き方は理不尽なところも多いようです。それゆえ、「大企業が理不尽だから自由を求めてスタートアップの道に行く!」という発想は、周りが見えていないだけで浅はかです。長期的に努力ができて、困難をいつも楽しめる覚悟が必要です。
僕らおっさんにとってPDCAなんて耳タコなワードかと思いますが、仕事でもしっかりPDCAできていない人が大半ではないでしょうか。僕ももれなくその一人だと痛感しています。時代についていくためにPDCAを意識して自分自身の行動を整理すること、そして圧倒的な速さを意識することで、ただの古びたおっさんから脱却する手がかりになるなるかもしれません。
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答えは直ぐには出てきませんが、チャンスの神様を逃さないよう些細なことから考えることを習慣に。
じゃあな。またな。
人口1万人を切るど田舎生まれ・ど田舎育ちの30代おっさんサラリーマン。
特技は社畜ライフで鍛えた体力を用いての弾丸バックパック旅。
高校入学時に親からPCを与えられ、インターネットの恩恵により田舎高校から早稲田大学へ進学。
サークル活動に没頭するも総合成績(GPA)3.5以上を常に維持し、寄り道することなく社会人になる。
現在は社会貢献という自己解釈のもと会社で深夜残業・2年で転勤&転居が当たり前。
休日はスポーツ・資格の勉強・海外バックパッカーで構成される。あと、大量の睡眠も欠かさず補充。
10年ほどこの社会人スタイルで過ごし、70歳まで続けるのは無理だと悟り、自らの人生を真面目に思案中。