時給88円とか働きたくないけど、ロボットなら働いてくれる
~これでもまたロボットと競いたいと思いますか~

時給88円とか働きたくないけど、ロボットなら働いてくれる<br> ~これでもまたロボットと競いたいと思いますか~

Do you wanna work
for 100 yen per hour?

本日の気になる記事はこれ↓

“時給88円”の介護ロボット「SOWAN(ソワン)」 介護施設内での自動巡回見守りや異常時の駆けつけ、情報通知などを行う

<2019.11.18> ロボスタ

要約すると

  • 高山商事とテムザックは、介護施設内での巡回見守り・異常時の駆けつけ・情報通知等を行うことができる自動駆けつけ介護ロボット「SOWAN(ソワン)」を開発した。
  • 利用者のバイタルデータを見守りながら建物内を自動巡回し、指示で駆けつけ、映像で職員へ伝達・記録に残す。また巡回中にひとり歩きする施設の利用者を発見すると、認識して声掛けを行う。
  • リース料は5年で月66,000円(税抜)。時間にすると1時間88円。希望に応じて顔認識や自動充電といったオプションを追加することも可能。

まじか、最低労働賃金とかいう概念をぶち抜かれましたわ。。

介護に関する雇用状況

頑張って働いている方々がいるところ失礼な言い方になり申し訳ないのですが、仕事に困っても、賃金とか勤務時間を気にしなければ、介護の仕事は引く手数多、というお話を10年以上前から聞いていました。

介護は体力的にも精神的にもキツいうえに儲けが良くないから給料が低く、雇用が足りていないけどやりたい人が現れない状況のようです。

公的な文献を調べてみました↓

平成26年度に各都道府県において行った介護人材にかかる需給推計の暫定値(以下「人材需給推計(暫定値)」という。)によれば、2025(平成37)年には約248万人の介護人材が必要と推計されている。

一方、既に生産年齢人口(15歳から64歳)は減少局面に入っており、2025(平成37)年に向け、更なる減少が進むことが見込まれ、経済状況の好転に伴う他産業への人材流出といった懸念もある中、人材需給推計(暫定値)によると、現状の施策を継続した場合、2025 (平成37)年には約30万人の介護人材が不足するとの見通しが示されている。

また、医療的ニーズの高まりや、認知症高齢者、高齢者のみ世帯の増加等に伴い、介護 ニーズの高度化・多様化に対応しうる介護人材の質的向上を図る必要がある。

こうした中、2025(平成37)年に向け、医療・介護・予防・住まい・生活支援が包括的に確保される「地域包括ケアシステム」構築のため、不可欠かつ最重要な基盤の一つである介護人材を、量・質ともに安定的に確保するための道筋を示すことは喫緊の課題である。

2025年に向けた介護人材の確保~量と質の好循環の確立に向けて~
<平成27年2月25> 社会保障審議会福祉部会、福祉人材確保専門委員会
https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12601000-Seisakutoukatsukan-Sanjikanshitsu_Shakaihoshoutantou/0000075800_1.pdf

労働の量・質の安定的な確保。量を機械でカバーし、質も機械と人間で変わらない(機械の方が24時間アウトプットが変わらず、またトータル賃金が安く済み、労働生産性は圧倒的に高い)のであれば、誰しもが機械を選ぶことでしょう。NHK BS1でも特集されていましたが、雑談から深い話までAIができる時代が到来しているようですから。

これからの僕(→おっさん)らは

超高齢者社会の日本を救うべく現れた救世主介護ロボット。

でもこれにより、労働賃金の下落方向への圧力がより一層増しました。さらには、働きたい人が不要となる雇用率低下も招くことでしょう。

テクノロジーの活用はとても良いことだと思います。テクノロジーの力で日本の問題、世界の問題を次々と解決していくべきです。僕はそう思います。おっさんだって親の介護を四六時中やるのは正直体力的に辛い。

強者の論理かもしれませんが、それにより景気指数が望まれない方向に傾くことが懸念されたとしても、その副産物として労働生産性は高まり、人々の自由度が増し、労働以外から人生の楽しみを見出せる時間が持てるようになったはずです。

僕たちおっさんも技術の波にただただ飲み込まれるのは辛いですが、テクノロジーの時代に敏感になり、飲み込まれる前に先手を動けるようになること、それくらいは準備出来るのではないでしょうか

テクノロジーと仲良くなる。それはテクノロジーを生み出せるようになるだけではなく、共存できる棲み分けを考え始める、心構えを始める、そんなところから始めてみましょうか。


・・・・・
答えは直ぐには出てきませんが、チャンスの神様を逃さないよう些細なことから考えることを習慣に。

じゃあな。またな。

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