過労死も自分事に
~仕事とプライベートと命の線引き~

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「過労死ライン」見直し、検討会設置へ…厚労省

<2019/11/01> 讀賣新聞オンライン

要約すると

  • 加藤厚生労働相は、過労死の労災認定の基準見直しに向け、来年度に有識者検討会を設置する方針を明らかにした。
  • 過労死問題に取り組む弁護士が「過労死ラインを月65時間に見直すべきだ」と要望。
  • 精神障害による過労自殺の認定基準についても、別の有識者検討会を設置する予定。

現在の過労死基準は?

厚生労働省によれば、労働時間に関する評価は以下のように説明されています。

発症前1か月間におおむね100時間又は発症前2か月間ないし6か月間にわたって、1か月当たりおおむね80時間を超える時間外労働が認められる場合は、業務と発症との関連性が強いと評価

脳・心臓疾患の労災認定 -「過労死」 – 厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/new-info/kobetu/roudou/gyousei/rousai/dl/040325-11.pdf

当然ですが、労働時間の他にも不規則な勤務形態や精神的な負荷も過労死を引き起こす要因となります。

上記のニュースが導入されれば、単純に月の時間外勤務時間の上限は現状の2/3程度まで圧縮されます。各社の基本的な上限時間は40時間程度でしょうから、その範囲で働く場合には支障は無さそうですが、問題は繁忙期。

繁忙期や緊急時は、そんな時間外勤務時間の上限なんて守ってられないことでしょう。そんな時、会社もとい監督者はそれでも守れと言うのでしょうから、僕たち能力の無いおっさん共は理想的には上限内に収まるように工夫に努めるものの、現実にはこっそり勤務時間を計上せずに働きまくる方法をトライするか、言葉どおり諦めるかの二択に迫られることでしょう。

この現実に鉢合わせたとき、今の日本人の働き方を見る限り前者が九分九厘だと僕は予想します。でも後者をやって担当者も監督者も連帯して恥をかくことがない限り、時代は変わりません。なぜなら、当然ですが失敗扱いとならない限り、表面的には「今回も上手くいって作戦成功!」といった報告が上層部には届くことになるのでしょうから。

率先して堂々と恥をかける覚悟あるワーキングクラスヒーローが世間にどれだけいるのか

これからの僕(→おっさん)らは

僕たちおっさんは、恥をかくのは許されません。別に名誉もくそったれもないのですが、クビになって仕事を失えば家族で途方に暮れることになってしまうから。
でもおそらく、それは各個人が勝手に抱いた幻想である可能性が高いのです。なぜなら、失敗して恥をかいても日本社会はどちらかと言えばユルゲーでしょうから、きっとクビにはなりません。というか、頑張る人をクビにする以前に、もっと優先してクビにすべき日々頑張りもしない輩はぶっちゃけたくさんいるはずです。

とは言っても、「お前はオレの労働を保証してくれるのか」と言えば残念ながらノーですが、逆にそこまでして働いても会社は経営が傾いた時にあなたを守ってくれるのかと言いたい。そしてあなたが会社が守るべきと考える稀有な人材なのかと問いたい。

では頭の体操がてらこれからの戦略案を。

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案1:ルールの中で真面目に勤勉に働き、ルールには屈する(上限時間以上は無理に働かない)。
案2:無理矢理上限時間をかい潜り、デキル男と思われ続ける。
案3:上限時間に近づくとうの前に時間外勤務を駆使することを諦める。
案4:そもそも時間勤務を強いられるところでは働かない。
案5:始めから社長職だから良くも悪くも時間外勤務時間なんて気にしない。
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案1→なかなか実践できている人はいないかもしれませんが、正攻法ですね。「頑張ってもできないことはできない」と会社に発信しない限り、辛い現状は変決して変わりません。テレパシーなんてありませんからね。
ただ、上限時間に達した時は自分の何が仕事の生産性が低くしている要因なのかを考えて、自らしっかりPDCAを回さないと、ただの文句垂れ社員と見なされていつか排除される可能性あり。

案2→ついついやってしまいがちな方法。力負けで会社に要らない認定されかねないほか、会社が吸収されたり大規模リストラされたりといった外部要因でも突如弱者になり変わってしまうことを忘れてはなりません。この方法では敗者になって他社へ行った途端、今までの頑張ってきたキャラのレッテルを失い、ただの使い物にならない人材にまで成り下がってしまうことが最大の懸念でしょうか。

案3→案1よりも早めに見切る訳ですが、できないキャラとなって周りに早めに手を貸してもらうことも、結果的に仕事を上手く回す一つの方法。PDCAを回したり、空いた時間で他のことに挑戦したり、向上心があれば仮に会社から排除されても別のところで生きていける人材になれているでしょう。

案4→案3の極限版。でも、これも生き方ですよね。仕事より大事なものはたくさんあります。こういう人間もいるんだということを、ぼちぼち部下が出来始めた僕たちおっさんも気遣う必要があるはず。限られた時間で大いに力を発揮できるのがやはり理想ですね。これを誰しも目指して働いていたはずが、気付いたら社会に揉まれていわゆる社畜になっていた。そんな人は少なくないはず。まぁ僕もその一人ですが。

案5→社長職という訳でなくとも、個人事業主や自営業もこの形態ですね。ルールに守られないことで突き抜けるまで努力するか、既にブルーオーシャンでまったりの領域なのか、良くも悪くも自分で決められて白黒はっきりする、無駄なストレスが無い在り方ですね。ちなみに従業員として会社で働く人も、会社を辞めて自ら業を始める場合は、嫌でもこちらの世界で戦わざるを得ないということか。


・・・・・
答えは直ぐには出てきませんが、チャンスの神様を逃さないよう些細なことから考えることを習慣に。

じゃあな。またな。

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