What’s the best way to tell your secrets?
本日の気になる記事はこれ↓
<2019.12.2> 大丸梅田店が“生理バッジ”を社内だけで認識できる方法に変更
要約すると
- 大丸梅田店は、“女性のリズムに寄り添う”ゾーン「ミチカケ(MICHIKAKE)」で導入していた従業員が生理中であることを示す“生理バッジ”の運用方法を11月29日から変更した。
- 従来は社内でのコミュニケーションツールとして採用したものの、SNS上では賛否両論が巻き起こった。
- “生理バッジ”を採用したことでポジティブな変化も見られたという。今後は新たな取り組みの結果を参考にして、さらにメンバー同士が気遣い、心遣いができるような職場を目指す。
こういったジェンダー(性)を扱う取り組みは感じ方が人それぞれですので、安易な発言や行動推進は厳禁ですね。
日本のジェンダー不平等
今回のニュースは、元々みんながハッピーになるように考えられたアイデアが、皮肉にもジェンダーに差異を助長してしまった事例です。
各国における男女格差を測る「ジェンダー・ギャップ指数」というものがあので、今の日本の状況を簡単にまとめておきます。
- 本指数は、経済、教育、健康、政治の4つの分野のデータから作成。
- 2018年の日本の総合スコアは0.662(0:完全不平等、1:完全平等)、順位は149か国中110位(前年は144か国中114位)。
- 経済分野 : 0.595(117位)、教育分野 : 0.994(65位)、健康分野 : 0.979(41位)、政治分野 : 0.081(125位)
(男女共同参画局:「共同参画」2019年1月号)
この数字が全てを表していると言うつもりはさらさらありませんが、最近女性活躍社会を築こうとしている日本も、世界で見たら全然女性活躍社会先進国ではありません。
中国・韓国と共に下位争いをしているところを考えると、地域のお国柄(文化や風習・宗教)が影響しているのかもしれません。
そう言えば、直近の露骨なジェンダー不平等といえば、#KuToo運動や女性のメガネ禁止といった事例もありましたね。
今回のニュースの内容に戻ります。僕自身の個人的な意見ですが、本件ニュースはもっと別の導入方法があったんじゃないか、と僕は否定派です。
周りに自らの生理を示すこと自体あり得ないという方もいらっしゃるかと思いますが、知ってほしい人もいるのですから、その人達がサインを通じて知らせられるというのは、コミュニケーションを生み出す一つの良い手法だと思います。
今回の問題点として、僕なりのポイントは2つ。
1つ目は必要以上の自らの情報公開につながってしまった点。(プライバシーの面)
2つ目はデザインが万人受けするものではなかった点。(趣味志向の面)
1つ目について言えば、知られることで気遣いしてくれる人もいれば、バッジを付けた意義を表面的しか捉えられずに変な見方をする人もいて、各人の捉え方は各人の理解といったバックグラウンドに左右されてしまいます。誤解を生むくらいであれば知らせない方がいいし、知られる側の不快感も考慮して計画を練る必要があります。
2つ目について言えば、僕のようなおっさんから見ても「生理ちゃん」という擬人化したデザインには少々受け入れ難さを感じます。このデザインを身に付けることを気にしない人もいれば、辱め・侮辱と感じる人もいるでしょう。キャラクターではなく、もっとさりげないサインにすべきだったように思います。
もちろん、「そんなの示さずとも周りが分かって気遣ってくれればなんてことない」のですが、そんなに気の利くスーパーイケメンは世の中ほぼ皆無です。自分のことでみんないっぱいいっぱいですから、視界に入っても目には映っていないものもたくさんあります。
個人的には、今回の事例は社員同士のコミュニケーションが目的というポイントを尊重するのであれば、お客様の目につかないところでやったり、社員が必ず付けているものの位置を変えたりと、社員間で秘密裏に行うのがよりベターだったように思えます。
取組みをオープンにすることで記事となり会社の宣伝になるのは分かりますが、SNSの特定の友達同士の空間のように、クローズドだから言えること・出来ることもありますよね。
何はともあれ、発信する情報の管理は難しいです。
これからの僕(→おっさん)らは
かつてのように、日本で働く人間の大半が日本人男性という時代は終わりつつあります。女性だけでなく、外国人も増えてきました。
自分だけの考えが理解されるか疑問ですし、周りの意思疎通はかつてより難しくなりつつあります。
そういう意味でも、かつてよりも他者への気遣いが求められています。他者への気遣いとは相手を思いやることであり、それは相手のことを考えるということです。
たったそれだけですが、僕らおっさんの当たり前からは外れつつあります。
言わなくても自分を分かってくれるのは、通いつめたスナックのママくらいです。みんなにママと同じほど尽くしていないのに、同じ対応求めてはあかんで。
機械も増えてきましたが、機械と人の扱いは異なるので気を付けましょう。セクハラが世の中でタブーとか以前に、社会不適合と見做されると周りとのシナジー生み出せませんから。
・・・・・
答えは直ぐには出てきませんが、チャンスの神様を逃さないよう些細なことから考えることを習慣に。
じゃあな。またな。

人口1万人を切るど田舎生まれ・ど田舎育ちの30代おっさんサラリーマン。
特技は社畜ライフで鍛えた体力を用いての弾丸バックパック旅。
高校入学時に親からPCを与えられ、インターネットの恩恵により田舎高校から早稲田大学へ進学。
サークル活動に没頭するも総合成績(GPA)3.5以上を常に維持し、寄り道することなく社会人になる。
現在は社会貢献という自己解釈のもと会社で深夜残業・2年で転勤&転居が当たり前。
休日はスポーツ・資格の勉強・海外バックパッカーで構成される。あと、大量の睡眠も欠かさず補充。
10年ほどこの社会人スタイルで過ごし、70歳まで続けるのは無理だと悟り、自らの人生を真面目に思案中。